こんにちわ。KaibaSAKAMOTOです。
“輝かしい功績があって、このまま行ってもそこそこの地位は維持できる”
そんな方々が次々と別の道を選ぶ
前向きな人が、次のフェーズのことを考えるのは、もはや、「当然のなりゆき」です。
そして、それは、なにも芸能人に限ったことでは決してありません。
周りにも、今までの「人生観」「会社観」とは異なった持論を持った人が増えてきていませんか。
このブログのテーマ「生涯生き甲斐」も、そのような、「新しい自分」で「新しい道」に光を照らすものです。
本記事では、どうして、そういう人が増えてきているのかを実体験も交えながら、解説していきます。
ファーストペンギン
餌を探し海に飛び込むにも
氷の下には天敵のアザラシやシャチがいるかもしれない
一番先に飛び込むペンギン
彼が飛び込んだのを見届けて他のペンギンたちが続く
先陣を切っペンギンを「ファーストペンギン」と呼ぶ
これからはサードキャリア|フォースキャリアが自然な社会
変わりにくい体質 vs 変われる体質
「私は、この職場一筋に勤め上げてまいりました」は、
その方個人にとっては、輝かしい栄誉です。
ですが、日進月歩で、ものごとがコロコロと遷り行く時代、
新しいものが次々と世に出てくる時代においての、日本の会社、日本にとっては、
プラスとは考えられない事象です。
90年弱の歴史を持つトヨタの時価総額が、
わずか16年前に創業したテスラに抜かれたのは周知の事実です。
これは、まさに、変化に順応する会社に勝算があることを意味しています。
トヨタは、時代の波をうまく乗り越えられない会社では決してありません。
「『そのトヨタを以てしても』新参者に抜かれていく時代に突入している」ことを意識することが肝要です。
サードキャリア|フォースキャリアが成長を生み出す
変化に対する反応として喩えるならば
数々の障害物を避けるには、大きな船では曲がり切れず衝突してしまう
数々の障害物を避けるには、機動力のある小型ボートで小回りを効かせる
大きな者より、変われる者こそが、時代の波を掴まえられる、その転換期に、生き証人としてワタシ達は立ち会っているのです。
「二度目の転職」の際に、周りの反応の中には
なんだんだ、◯◯、大丈夫か もうキミのことは信用できない
ずっと、その責務を負ってやるんじゃなかったのか 無責任な
というものもありました。
50歳を越えてもなお、色んな体験をできて良いのです。
仕事も、まったくこれまでと違うものでも、これだと思うものを見つけるまで動き続けても良いのです。
運良く長くできるものが見つかって、経験を積めば、50歳を越えて始めようが、
20年、30年のキャリアを持つベテランです。
何度、転職しても、最高の仕事に行き着ければ、スキルを発揮できるのであれば
本人にとっても、会社にとっても、国にとっても、最終的には「プラス」なのです。
「敷かれたレールから勇気を出して躍り出て、二個、三個のキャリアを持っている人の方が強く、
終身雇用制度のもとで、飛び出す勇気の代わりに、本能的な自己擁護手段として、『もの凄い堅い固定観念』を持ってしまった人よりも、
時代の波の上に立つことができる」
のです。
長瀬智也氏の信条
テレビでは、長瀬氏が語っていた「言葉」があると言います。
人がやらないことをやる
それが生きてきた証し
長瀬智也氏
この言葉の他にも、長瀬氏のこれまでの語録もテレビで紹介していましたが、「この言葉」を発するのに、すべて繋がっていたような言葉が並んでいました。
突きつけられた現実
日本人が、意識的でも、無意識的にでも、考えを改めさせられた “現実” があります。
“人生一度きり” に加えられた現実
それが、
人生100年時代
です。
「人生一度きり」に、この、「人生100年時代」が織り込まれたことで、
人々の意識は意識的、無意識的を問わず、大きく変化しました。
これまでは、「大体、70歳乃至、70歳後半まで生きれれば本望」という意識がありましたが、
プラス20年乃至、30年です。
まず、資金面でも、おぼつきません。
退職金の寿命
一説に、「退職金3000万円の寿命は12年」と言われていた時期があります。
60歳でもらえば、72歳で尽きます。
最近、「YouTube」を見ていて、「老後の足しに、家を売りませんか」といったコマーシャル動画を多く見るという体験をした方、している方も多いでしょう。
そのカラクリとして、
人生100年時代
3000万円の寿命は12年
という要素が、少なからず因果しています。
人生の価値観も変わってきます。
「色々とやらないでどうする」な時代
サラリーマンなら、今後、「サラリーマン生活」は、今までよりも15年伸びます。
「現役でバリバリ」の賞味時期は50歳前半ですので、
今までのような「勇退モード」「惰性モード」は、
これまでの「7年」から
一気に「22年」に伸びます。
そうなると、ファーストキャリアの延長で、上手いこと、関連会社に転籍できたとしても、
「ファーストキャリア最終段階での上下関係」は、22年近く続くことになります。
それに加えて、いま、この時代は、これまでのような「親会社におんぶに抱っこ」な時代ではありません。
「稼ぐ気力を減退|スピードダウンさせた世代」に高給を充てがうほど、日本は強くなくなりました。
多くの優位ポジションを、中国を筆頭とした新興国に取って替わられているからです。
日本が発展しない理由
日本が発展しない理由は
まさに、その、
「稼ぐ力をスピードダウンしている世代=勇退モード世代」
の増加です。
しかも、さらに悪いことに、その「勇退モード世代」が、
若い世代からの、”時代の潮流にあった発議|提起” まで、
「そんなことは、俺たちの時代では考えられん」「許しがたい」
と言い張って、
「 “むしろ時代遅れ” の過去美談」を以てして、
「新しい試みの芽|新しい息吹」を摘んでしまっている
ことです。
実話があります。
転籍済みの先輩を訪ねて行った折、何をされているか聞いたことがあります。
周りは、みんな、社内|社外での体(てい)を保つための「肩書き:部長」。
「やっていることは主にコピー取り」。
半分は誇張ですが、大同小異、やっていることは、「コピー取り」水準の業務と捉えても良さそうです。
コピー取り程度の業務で、横並びの部長と、
「俺は、アイツより、もっときれいにコピーを取ってやる」
「どうだ、俺の方がズレが少ない」
と、いがみ合うしか自分の「存在意義」を見出せない日本の大企業の実態を見ると、
中国、台湾や、新興国に抜かれていくのも当然か
結果、お家芸だった市場まで奪われている
ことも「説明が付く」です。
与えられた変化ではなく、
自らのアクションで変わっていくことでしか、成長は促進されない
長瀬智也氏は、そうした心情で「退所」という「アクション」を選んだはずです。
たとえ、また戻ってきたとしても、
「もともと立ち止まっていた場所」と同じ場所ではありますが、
まったく異次元の場所となるはずです。
「飛び出した」ことに意味があるということです。
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