「終身雇用制度」の岐路

マインドセット・健康管理

行列のできる法律相談所 〜ブルゾン涙のラスト出演!一世を風靡した代名詞「35億ネタ」最後の見納め〜 を見て確信したこと それは....

誰しもが、一度しかない人生を、充実したもの、生き甲斐、やり甲斐、働らき甲斐を持って全うしたいと考え始めていること。

ピース綾部、ウエンツ瑛士、ブルゾンちえみ、滝沢秀明も既設のレールから飛び出した。

それは、本人達が、知っているか、知っていなかったかは別として、根底には、

・何かを得るためには、大事な何かを捨てること、または、同じくらいのリスクをとることが必要だということ

・能動的、自発的、主体的に、見に行くことでしか、見えていないものは見えないこと

をそれぞれが、悩んだ挙句に、それでも「リスクを取る」ことに挑戦した証である。

そして、多くの場合、自分の非力さを痛感して、冒険に出ている。ドラクエで言うと、スキルアップするために、見知らぬ未知の草原に身を投じる、そこには、見たこともないモンスターの嵐。

冒険しているうちに、色んな人に出会い、色んな人から学び、モンスターの種類も覚え、進むべき道、処世術や対処法を学んでいく。

では、飛び出さなかったら、どうなるか。敷かれたレールの上を走っているだけではレールから遠く離れた人にも、物にも、景色にも、出来事にも決して出くわさない。

かく言う自身も、30年近くに及んだキャリアを剥いで、既定路線から舞い降りて、新たな道を進行中である。

最終章は、どうなるかはまだ分かってはいないが、少なくとも、「飛び出せて良かった。なぜなら。なぜなら、一旦、「終身雇用制度」というレールから外れると、颯爽とした風が吹き抜ける青々とした草原が広がっていることも、嵐で荒れ狂う草原が確実に存在することも、魅力的な人達が沢山いることも、「終身雇用制度下の努力」とは雲泥の違いの努力で毎日戦い続けている人がなんと多くいるかということも、そして、何より、好奇心を持ち続ける自分になれることも知ることができたから。

恐らく、あのまま行けば、悠々自適だったかも知れない。安泰した老後が待っていたかも知れない。それは、あくまで金銭面である。

ただ、人生、まだ、これからだ。40代、50代、60代、そこからでも、10年以上のキャリアを積める。「そんな無理してどうするの?」と言うかも知れないが、本当にそうなのか? と問いたい。「『そんな無理』はどっちなのか?」って。

何も挑戦することなく平々凡々の日々を暮らしていくこと、ファーストキャリアからダウンサイドすることが確実なセカンドキャリア、サードキャリア、フォースキャリアに突入することこそが、本来、「そんな無理して」の「そんな無理」なんぢゃないかって。

「運用の勝利の方程式」と「人生の王道」

三井住友銀行が2020年4月1日に年0.01%から0.002%に下げると、ゆうちょ銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、りそな銀行が追随した。100万円預けても利息は年20円にしかならない。というニュースが2020年度の初っ端から流れた。

今、運用のプロや、運用を提案する側が、異口同音に言うのが、「幾らかでも良い。それでも、世の中の流れに反応、連動するものの上に資金を置いておきなさい」。

つまり、世の中が景気が良くなった場合には、価値の上がるもの、悪くなったときも価値の下がるものに身を任せる投資を、長期的視野を持ってしておきなさい。そうすることで、まさかの貨幣価値ロスは防げるというものだ。

終身雇用制度は、上記の定期預金になぞらえる。ずっと、安定だが、100万円で年20円、税引後では16円だ。物価が値上がりしている実勢社会では、実は、損失が出ていることになる。

レールから飛び出してみることは、世の中の流れに反応、連動するものの上に身を投じることとなぞらえる。安定ではないが、世の浮き沈みと共に、人生を委ねることになる。悪いことだって必ずと言って良いほど起きる。

ただ、お金の例と、人生が異なることがある。

「悪いときに経験したこと」が生きてくる。お金では、失ってしまったお金が、プラスのお金を生み出すことはない。人生の経験においては、やろうと思えば、失敗して失ったものを糧にしてフルフルで、プラスのことを生み出すことができる。

最近の「リスクを冒す人々の急増」は、これに気付いた人、気付ける人の増加の証左だ。

青い空、青々と広がる美しい光景が広がる中をトンネルが続くこと、凄まじい暴風雨の嵐の中をトンネルが続くこと

レールに乗っかって、そのスピードが落ち、「あれ、待てよ、この先にトンネルがある」「どこまで続くかもわからないトンネルを行く。そのトンネルは行き止まりもあると聞く」「なのに、トンネルの外は、からっからに晴れ渡った、水面に陽光が反射して眩い、それはそれは美しい光景らしい」。一方で、良いこともある。「凄まじい暴風雨が吹き荒れる外界の中で、無風のトンネル内をコトコトと進む」という人生。

それも当然「あり」だし、そうでない人生も「あり」だ。

ただ、近時、働らき方が多様化して、また、社会がデジタル化して世界が近くなり、価値観も多様化してくる中で、レールから踊り降りて、「甲斐」を求める人が確実に増えている。

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