セカンドキャリア成長の近道 若者に学ぶ=「マッシュアップな視点で進化を早める」ということ

働き方・キャリアアップ

これからの世は、先進国=中高齢者サラリーマン、新興国=若手新入社員だと考えると分かりやすい

まずはマッシュアップの定義から。

Career Picksさんによれば、

「マッシュアップ」とは、 「2つ以上のものを混ぜ合わせる」という意味を持ちます。
この言葉は、もともと音楽業界で使われていました。
既に存在する音楽からそれぞれ様々な要素を取り出して混ぜることにより、別の新しい1つの音楽を作るという技術を指します。

実は近年IT業界でも「マッシュアップ」という言葉が使われ始めています。

こちらも「複数のものを混ぜ合わせて1つのものを作る」という意味ですが、ITの場合は 既に存在している技術やコンテンツを混ぜ合わせることで、新しいサービス技術を作り出すことを指します。

と述べられている。今や、IT業界に留まらず、この”マッシュアップ”という概念こそが、様々なモノやコトを効率的に向上させていくことになる。

つまり「出来合いのモノ」を組み合わせること。

18世紀イギリスで産業革命が起こり、技術的革命が一気に進むことになる。

時を経て、21世紀。ワットや、ライト兄弟、エジソン等の功績はただならぬものではあるが、近年、抜きんで来た新興国は、これまでの3世紀分の過程は、果たして必要か?

今、世に出ている最新の技術だけを取り出して、あとは、独創的な発想を取り入れさえすれば、1世紀分にも相当する技術革新の出来上がりだ。

ただ、それさえも、3年から5年すれば、「かつての物差しで言う100年分くらいはかかった技術進歩分」は、あっという間に陳腐化する。

今、まさに世代間でも、同じようなことが、丁度、起こっている。

オールド世代が、そろばんでの仕事、電卓機での仕事、ワープロでの仕事、MS-DOS での仕事、ザウルスでの仕事、PDAでの仕事、電子手帳での仕事、携帯電話での仕事、初期スマホでの仕事と経由して来てはじめて「今」があるのだが、若者には、そんな過程は知る必要もない。

今の最新のAndroid、iPhone、Mac、自動運転などのIT知識があれば十分だ。

今、既にあるモノを組み合わせる技術こそが必須スキルとなっている。そのためには、「今、既にあるモノ」のそれぞれの価値はインプットしておかなければならない。

「マッシュアップ」概念のない中高齢上司のやってしまいがちなこと

よく言われる、「若い時分自慢」である。

「俺はなぁ、こうやって、実績を上げて、こうやって、今の役職を手に入れた。だから、君たちにも、その長い月日で培われた経験則に基づくノウハウを授けよう」である。

実際、教わってみると、

上司・先輩社員「いいか。Google Mapで、こことここの距離は、こうすれば分刻みで表示されるんだ。これを基に、お客様のところに5分前に到着するには、どれくらい前に出発すればいいのかを見積もるんだ。お客様との面談時刻の5分前について、3分前に受付に連絡をして、約束時間丁度に招き入れられる、こうした心掛けが信頼構築にはとっても大事なんだ」

若手社員「はぁ。」「・・・・・」(そんな常識的なこと自慢げに言われたって)

的なことが、取り交わされていることが多い。

若者から学べれば、逆に中高齢者側が「新興国」側になれる

最新の流行りや、情報、技術をすんなり吸収してしまう若者に学ぶことができる柔らかい発想を持ってさえいれば、それこそ、マッシュアップする側になれれば、更なる発展が成し得る。

まだまだ、働らき甲斐と生き甲斐を感じながら、柔軟に伸びゆくことができる。

なにも、仕組みを一から理解して始めようとしなくても、その分は、一旦は、横に置いておいて、最新鋭、最先端の部分から始めれば、それで良い。

という考えさえも、古き良き時代の人は受け入れ難い面があるが、それを捨ててこそ、新しい付加価値が生み出せる一個体となる。

慣れて来たら、更に先に進むのも良し、一旦横に置いておいた、過去の歴史を勉強するのも良し。どちらも、とても有意義なものになる。

・1日で現金給付を完了できる国
・マスク不足にならずに安定して国民にマスクを供給できる国
・自動運転の技術が最も進歩している国
・住所変更手続をネット、もしくは、1分も待たずに出来てしまう国
・感染者が1万人を超えても、感染者も、感染者以外の患者にも適切な処置が行える国

それを成し得る国が、実に「マッシュアップの理念が浸透している国」だったりする。

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