【洋画】おすすめの一本 「ドッグヴィル Dogville」

人生・人世・人間関係

こんにちわ。KaibaSAKAMOTOです。

これまで数々の映画に心を打たれ、それらが、ワタシの人生にも大きく影響してきたことは間違いありません。

「タイニック」も「アナと雪の女王」も、「パラサイト」も、「カメラを止めるな」も「君の名は」もほかの名作も挙げればきりがありません。

すべての中でも、洋画においてどうしても忘れられない一本を挙げるなら、間違いなく

「Dogville」です。

超名作「タイタニック」さえも超えてしまいます。

本記事では、ネタバレを避けつつ、「なぜ、その作品に魅了されたのか」を説明していきます。

「なぜ忘れられない一本か」結論

「人間の、醜い本性をありありと浮き彫りにしているから」です。

そして、「衝撃的な結末を迎える」からです。

ストーリーが進むにつれて蓄積していく鬱憤が、意外な形で…。

その結末さえも、「権力とお金」にまつわる、この現実の世の “真髄” をついていたりします。

鉄拳さんのパラパラ動画にも、これを彷彿させるシーンがあります。

「これ」と言うのが、「まじめな者」が馬鹿を見るというものです。

馬場俊英 – 弱い虫 (MV edit)

シーン

まず、驚いたのが「舞台」。

たとえるなら、

体育館の中で、床に白い枠線と、説明の文字を描いて建物の一部をセットに配しただけ。

サザエさんの家を、障子もしきり(パーテーション)もすべて無くして、枠線と、テーブルやその他家具・備品だけを置いたもの

のイメージです。

ただ、仮想のドアを開ければ、ドアを開けた音声がついています。

正直、この舞台に慣れるまで、感情移入が難しかったです。

最初の5分間、「この映画、本当に大丈夫か?」といった不安が付き纏いました。

セリフ

登場人物のセリフは極限までに少なく、ストーリーが進むための、且つ、ストーリーを理解できる最低限の言葉しか発しません。

その代わりに、天の声=ナレーションが登場人物の心理までも事細かに解説するという設定が特徴的です。

逆に、この方法こそが、視聴者の心をがっちりと掴んでいく方法なのだと、今更ながら気付きます。

つまり、通常の映画であれば、登場人物の、そのときどきの心情は、ある程度、ストーリーを考慮しながら、「視聴者」が推測しています。

この映画は、「視聴者」の推測が千差万別になるのを避け、登場人物の心理を解説することで、一様になることを、コントロールされているのです。

ただ、主人公だけの心理はナレーションは解説しません。

それこそが、エンディングで衝撃を感じるための “作戦” なのです。

登場人物

主人公を演じるのは、天性の美女「ニコール・キッドマン」です。

これがまた、「人の本性を剥き出しにする」作戦なのです。

綺麗な女性が、ある境遇に陥っていくと、「視聴者は、人間の本性を出しやすくなるんだな」と、その心理作戦に感心します。

人間の持つ本性

見て感じること、または、見て感じて欲しいこと

それが、「人間は残酷な生きもの」という点です。

いかに人間は刹那的なのか

いかに人間は堕落的なのか

いかに人間は自分勝手なのか

そんな「人間だれしもが持つ本性」の一面を、巧妙に表現しています。

昨今、「誹謗中傷」が取り沙汰されますが、この映画を観ると、その心理が解明される思いです。

衝撃のラスト

この映画の凄い点は、単純に「人間の持つ本性を描写する」に止まりません。

この映画では、可哀想であるはずの本人もまた、そうした “人間の本性” をもってして解決を図るのです。

言うなれば、悪だくみに悪だくみを重ねて、視聴者の怒りがMAXに達したところで、水戸黄門様がとんでもなく……。

というラストです。

本映画は、178分という超長編です。

ワタシの場合、少なくとも3回は観ていますが、毎回、不思議と長く感じません。

冒頭の、舞台セットに慣れるまでが、感情移入するのが困難なので苦痛です。

著名人評

人それぞれに、忘れられない映画がありますが、ワタシの他にも、この映画に、特別な思いを寄せている方を見つけたので、最後に、紹介しておきます。

『ドッグヴィル』を超える映画は10年出てこない


東 陽一氏(映画監督)

あとがき

ワタシは犬を飼っています。

実質年齢では、ワタシを20ほど超えています。

老いゆく愛犬を、愛おしく眺めては、

「犬って、絶対に裏切らないんだな」

「犬って、絶対に恨み辛み嫉みを持たないんだな」

「犬って、いつも、自分のことを信じてくれてるんだな」

「犬って、自分の親と別れて、二度と会えない状態で人間のもとへ来ているんだな」

と感慨に耽ったりしています。

この映画のタイトル「ドッグヴィル」の「ドッグ」は「犬」です。

最初と最後に「犬」が登場しますが、「人間のように勝手」でないからこそ「タイトルに入った」と解釈しています。

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