サラリーマンが「働き方改革」を上手く人生の糧にする3つのコツ

10代の自分への手紙

残業も、あの時代からすると、大幅に減少した。あの頃、ワイワイガヤガヤとやっていた飲み会も楽しかった。楽しかったが、今にすれば甚大な時間をそこに費やしていた。

働きがい研究所さんの「2018年『OpenWork残業時間レポート』」によれば、2013年比、2018年の残業時間数は実に40%減少している。1985-1990年頃からすると約半分になっている感覚だ。

本当は「アフターナイン」だったが、「アフターファイブ」の時間、すなわち飲み会や業務外打合せ等を含めると、昨今、大幅に「自分のために費やせる時間」が増えた

この時間を、人生の糧にするという観点で「3つのコツ」を書いてみる。

75歳まで働くことを見据えたうえで「選択」を重ねる

2020年4月14日付の日本経済新聞夕刊には、「公的年金の受給開始年齢を75歳まで繰り下げられるようにする年金改革法案が14日の衆院本会議で審議入りした。..(中略)公的年金の受給開始年齢は原則65歳で60歳から70歳まで選べる。改革案は長く働きたい高齢者が増えているのを踏まえ、受給開始年齢を75歳まで延ばせるようにする。」という記事がある。

この裏にあるのは、年金原資の不足の表面化だ。

評論家やジャーナリスト、シェフ、各種職人等よほどのスペシャリストではない限り、我々は75歳くらいまでは働くということを覚悟する必要がある。

それを見据えて、早くから、数々の「選択」をしていくことで大きく異なる。そして、これは、40、50代のサラリーマンに止まらず、20、30代の若い世代にも肝に命じて欲しい。

自分が働いていなくても自然と収入が入ってくる仕組みを作る

ネットが社会に入ってくるまでは、サラリーマンは、労働量:収入=1:1だった。

それに対して、今までも、オーナー社長は、労働力を集約させて(社員を雇って)、自分の分身を作りることで、自身の労働量:自身の収入=1:X ∩ X>1 に出来た。

投資家や、マンションオーナー・地主も、自分が働かなくとも、お金や、賃貸物件等、あるものとセットしておけば、そこから収益が発生する仕組みを作れた。

ただ、ネットの登場で、オーナー社長や、それらの投資家だけでなく、一般のサラリーマンも、ネット内に、セットしておくことで、収入が得られる選択が出来た。

こうした、ナルトの「影分身の術」みたいに、なにか、自分以外のものが、自分の代わりとなって収益をあげてくれる仕組みがネットの中に作れると、通常、1日一人24時間という当たり前の分量も、無限大に増やせることになる。しかも、通常の仕事の仕組みにおいて自分一人の生身なら、ヨーロッパに行って商売をしようとすると、往復4日は要するが、ネット上なら全く日数を取らないし、わざわざ足を運んで行ってきた商売先の数の比ではない販促を、まさに今という時間を含めて365日24時間、行っていることになる。

この仕組みのことを、与沢翼氏は、「レバレッジを効かす」ということばでよく表現している。「1日を24時間でなく、1日何千、何万、何億時間にする考えが必要」ともよく言っている。

働き方改革を追い風にして、これからは、こうした考えを元に、レバレッジを効かすことのできる自分の能力を身に着ける=武装することが欠かせない。

一方で、「生身の自身」の24時間は、効率性を効かせて上手く時間を「敷き詰める」

少ない労力で、大きな成果を出すために、自分の限られた時間は有用に使いたい。

前述した2番目の「影分身の術・レバレッジ」が分子なら、この「生身の自身が仕事に費やす時間」は分母。

分母を小さくして、同じ24時間の中に、沢山の商材を敷き詰め、レバレッジを効かせて、分子を大きくする。

そこまでしなくても良いという人でも、せめて、レバレッジを効かせるという考え方は持っておくと良い。

せっかく浮いた時間を、「今までのなんとなく惰性でやっていること」へ投入するだけのことは控えたい。

新しい、重要な何かを得るためには、同じくらい重要な、古い何かを捨てなければならない。つまり新陳代謝も活性化していくことが大切だ。

ただし、「今までのなんとなくやっている習慣」が、新しい挑戦や、新しい知識の習得に大きく繋がるのであれば、いつかレバレッジを効かせられる原動力となるので決して無駄ではない。

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