こんにちわ。KaibaSAKAMOTOです。
以前はなにをどう食べても太らなかったのに、52歳を境にお腹が風船のように膨らんでいくのは一体なぜなんだろうか?
太るということは、一体、どんな影響が出てくるんだろう?
実は、それは、ワタシ自身が、いま、まさに直面している実体験でもあります。
生活をなにも変えていないはずなのに、どうして体脂肪が増えていくのか、不思議で仕方ありません。
そして、それは、決して、ワタシのことだけではないのです。
身の回りの、同年代の人と話をしていると、不思議に思うことがよくあります。
それは、「あれ? この人、もっと若い頃は頭の回転が早かったはずだけどなぁ」ということです。
最近、よく出くわす “現実” なのです。
そこで、今回、そんな疑問について調べてみました。
✅ 本記事の内容
- 太るということはどんな影響があるのか
- 歳を取ると太る理由
太ると良いことは何もない⁉︎
アメリカでは、「肥満者は管理職には不適切と評価される」と言われます。
理由は2つあって、一つは、
肥満が高血圧や糖尿病といった生活習慣病と密接に関わっているため、疾病リスクの高い者に安心して重要な仕事を任せられないという理由
もう一つは、
「自己管理能力の欠如」。自己管理できない人が、果たして、良い仕事をしたり、部下を適切にマネージメントしたりすることはできないのでは、と評価されるためです。
ワタシ的に「はっ!」と気付かされたのは、メンタリストDaiGoさんの動画「人生を変える体脂肪率操作の科学」でした。
内容(文面)はコチラです。
動画の中でのコメント
というフレーズは、久々に、やる気スイッチを押された気分でした。
では、お腹ぷっくりして来ると、どんな影響が出て来るのでしょうか。
その、「デメリット」とはどんなものなのでしょうか。
それは、
です。一つずつ見ていきます。
太ると頭が悪くなる
一番、衝撃を受けたのが、このことです。
なぜらな、冒頭で話していた、「周りの同年代の人たちの頭のキレが鈍くなっている」とピタっと重なり合ったからです。
調べてみると、確かに、2018年、中国・西南大学の研究結果でも、その影響が認められています。
肥満では、抑制コントロール、ワーキングメモリ、認知の柔軟性の低下が認められました。さらに意思決定、話の流暢さ、計画の実施といった他の認知機能の低下も認められました。
リハビリmemoさん「太ると頭が悪くなる?最新エビデンスを知っておこう!」
意思決定まで影響を受けるという結果も、ワタシを含めた50歳代以上の「お腹ぽっこり」の人達を見ていると、納得感が出てきます。
記憶力が衰える
記憶力が落ちるという点でも、妙に合点がいきます。
ケンブリッジ大学が肥満と記憶力の関係についての研究を発表した
テストの結果、BMI値が高い人ほど記憶力があいまいになる傾向がみられた
太っている人は、食べたものを忘れるため間食が増えると指摘した
イギリスのケンブリッジ大学が「肥満になると記憶力が下がる」と発表
DaiGoさんのブログの中でも、研究結果が紹介されています。
アリゾナ大学の研究でイギリスの21,500人の健康データを元に、2年〜4年ごとにBMIと認知脳レベルを調べた結果、BMIが増えれば増えるほど認知機能は下がっていくということがわかりました。(中略)つまり老化したという結果が出ています。
メンタリストDaiGo氏 「お腹まわりの脂肪は危険?」より
新しいことへのチャレンジもしにくくなる
日本Men’s Health医学会さんのNews Letterでは、やる気を表すテストステロン値が下がることも紹介しています。
これまでの多くの臨床研究から血中のテストステロン値が体重やBMIと逆創刊すると報告されている
日本Men’s Health医学会 News Letter
2016年筑波大学の論文(著者 熊谷仁氏)でも、同じ研究結果が導き出されています。
このこともまた、身の回りで実体験している事象であり、お腹ぷっくりして来ている多くの同期、同世代の目の輝きが失せてきているのを実感しています。
集中力が減退する
これは、まさにワタシ自身が実体験中のことになります。
2014年11月18日、米国ワシントンD.C.で開かれた「北米神経科学学会」の記者会見で発表された研究結果では、『肥満した人の海馬(記憶を司る大脳辺縁系の一部)の収縮率がアルツハイマー病に
匹敵し、認知症を引き起こす可能性が高い』ことが分かりました。
本研究の共著者「オーストラリア国立大学」の神経科学者、ニコラス・チェルビン氏は、
太ってくると、細身の被験者よりも、海馬が速く委縮していくことが明らかになりました。
海馬の委縮の速さと委縮率は、記憶喪失や情緒変動、集中力と意思決定力の低下などに
つながる
と推測しています。
*詳細記事は、一般社団法人ディベロップメントシニアPCコミュニティさんの「肥満は認知症につながる」
その推測のとおり、本を読んでいても、動画を観ていても、10分くらいすると、集中力が途切れてしまうことが多くなりました。
便秘になる|下痢をしにくくなる
ほかに、下っ腹が急速に出始めて、大きく変わったことが、
まったくと言って良いほどに下痢をしなくなった
のです。
お腹が冷えたり、冷たいものを食べたり飲んだり、お酒を飲んで帰ったりした日の次の日は、
高い確率でお腹を下しやすかったのに、ピタリとなくなりました。
それどころか、比較的緩いお腹であったのに、逆に慢性的な便秘になりました。
これも、色々と調べてみると、お腹ぽっこりになると、便秘になりやすいことも分かってきました。
【下っ腹やせ】腹筋をやってもお腹は細くならなかった!お腹を凹ますドローインで腹横筋を鍛えるという動画の中でも、そのメカニズムを簡潔に紹介されています。
見かけの問題以上に深刻
その他にも
- 寿命が短くなる
- 異性に無関心になる
- お洒落に気を使わなくなる
などの影響が出てきます。
以上、本当に、お腹まわりに脂肪が付くと、取り返しのつかないことになることが分かってきました。
歳を取ると太る理由
では、歳を取ると、太る理由は一体、何なのでしょうか?
それは、筋力の低下です。
グラフを見ると一目瞭然でしょう。
大人の筋活サイトさん
「筋肉の特徴」より
50歳代でも筋肉量が減って、下降の度合いは、さらに大きくなるということが見て取れます。
グラフと、研究結果を見ると、全身では、特に男性は50歳を過ぎたあたりから下肢部分を中心にして筋肉量が減少していくことが分かります。
では、なぜ、筋肉量が減ると、太っていくのでしょうか。
一言でいえば、「代謝が低下するから」である。
代謝には大きく、「基礎代謝」、「活動代謝」の二つがある。
「基礎代謝」は、1日、何もせずにベッドで寝ているだけで消費されるエネルギーで、主に筋肉や内臓で消費される。
一方の「活動代謝」は、日常生活や運動などで消費されるエネルギー。(中略)
このどちらもが、年を重ねるごとに低下していく。(中略)
「昔と比べて、食事量は変わらないのに太りやすくなった」のは、代謝が落ちてきているのに、食事は以前の量をキープしているからなのだ。
東洋経済ONLINE「人はなぜ年を取ると、「太りやすくなる」のか」
日本人の「人生」の変化
こうして、見て来ると、
どんどん、他人の目が気になる外見も確かに変わっていくのですが、それ以上に、
「やる気」
であるとか
「脳」
に支障を与えるとなれば、深刻ですし、
人生100年時代と言われる中で、75歳までは働く必要性が高まっているのであれば、ビジネスや趣味などで、まだまだ「気持ちこそ第一線級で活躍する」観点では致命的です。
「〇〇さん、なんだか、最近、判断がおかしくて」などと囁かれるようになって来ると、それこそ、我々のオーバー50を揶揄する「オブジェ社員」への道にまっしぐらともなりかねません。
50歳を超えて、以上のことに気づかないままで、40歳代までの暮らしをそのまま続けていると、グラフに見る通り、筋肉量は急速に減っていってしまうので、取り返しのつかないことになってしまいます
そして、今までの、高齢者世代と異なっていくことがあります。
2007年に生まれた日本人は、107歳まで生きる確率が50%あると試算されている
ことです。
つまり、体や精神が弱くなったとしても、そこから、かなり長い間、生きなければならないということなのです。
対策はお早めに
上述したことを踏まえて来ると、
自分に合った方法を見つけて
「実践」をする
ことが不可欠です。
卵置き換えグループは内臓脂肪がなんと23%減!!
一例ではありますが、「卵3個の置き換えダイエット」も有名です。
これは、一回、お腹まわりに付いてしまった脂肪が減ることは難しい年代に対して行なった米・アラバマ大学の実験で、主食を卵に置き換えたグループの脂肪量が大幅に減少するという結果になったものです。
メンタリストDaiGoさんの動画「体脂肪が11%も減る【5倍やせる朝食】はこれだ!」でも述べられていますし、また、「アラバマ大学 研究 卵」と検索すれば、この研究に関する記事を多数見つけることができます。
実践と継続
色々と実践してみることが一番です。
以下、トレーニングに関する記事、継続することの方法も、是非、参考にしてみてください。
ご精読ありがとうございました。
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