50代の「三木谷浩史氏」が今なお突き進むのを見て勇気づけられる説

マインドセット・健康管理

2020年4月14日22時からテレビ東京で放送されていた日経スペシャル「ガイアの夜明」は、「楽天の野望」と題された内容。

50代で何を考え、どう行動していくかに思いを巡らす日々の中にあって三木谷浩史氏はとても気になる存在。

雲上人でもあり、はるか彼方の存在ではあるが、何かしら、ヒントを得て、同じ志ができれば、「1本の道は繋がる」と思って関心高く観た。

楽天の野望は?

冒頭に、最後のくだりを言ってしまうが、三木谷氏が、その問いに答えたのは、

「あえて、野望と言うならば、今回、楽天モバイルが、本当に海外で成功することができれば、日本の企業が世界のプラットフォームを作り上げる、もしかしたら、最後のチャンスなんじゃないかなと。」

「日本発、eネット企業、これを名実ともに実現したいっていうのは、個人的な夢はある。」

ほかの記事でも何度か挙げているが、2019年4月の世界時価総額ランキングTOP5は

順位企業名業種国名
1位アップルIT
2位マイクロソフトIT
3位アマゾン・ドット・コムIT
4位アルファベットIT
5位ロイヤル・ダッチ・シェル石油

サイトhttps://media.startup-db.com/research/marketcap-globalより。
平成元年と平成31年の世界時価総額ランキングは以下である。
平成31年に関してはYahooファイナンスhttps://stocks.finance.yahoo.co.jp/
平成元年に関してはダイヤモンド社のデータhttps://diamond.jp/articles/-/177641?page=2を参照にして作成

TOP50社のうち、日本はトヨタの43位1社のみ。1989年4月時点では、1位〜5位を独占、TOP10に7社、TOP50に32社の日本企業が名を連ねていた時代の日本とは大きく様変わりしている。

あのソニーも、ウォークマンで世界を席巻してプラットフォームを築く一歩手前から脱落し、1989年4月時点世界の頂点に立っていたNTTは本来、なにかしらの世界的プラットフォームを築くことが不可欠だったが、日本での実質寡占にのみに易んじて凋落。

三木谷氏は、そんな状況に危機感を覚え、大きな挑戦をしようとしている。

世界が色んな変化や見直しを求められている

この新型コロナによる甚大な影響も、「ピンチをチャンスに」的思考に基づけば、行き過ぎていた様々な事象や思想を改めて、今までとは違う道で、再度上り直すキッカケづくりになる。

最近、海外のサイトで、「これで日本の過剰包装がなくなることを祈る」という寄稿がされていて、ハッとさせられた。

日本の包装文化は、贈られる人への、贈る側からの優しさ、おもてなしと理解して、良い文化だと信じていた。

しかし、そうではない考えが確かにあり、この新型コロナが、地球が悲鳴をあげるシグナルだいう考えがある。

50代からの世代で救える日本もある

世界のどの国よりも真っ先に、少子高齢化を実現する日本が、これまでの、そのままの惰性に従えば、大変なことになっていたものを、一転して変えるチャンスにもなる。

50代が、勇退という言葉に甘んじて、70歳までダウンサイジングで行くと、これからは、80歳になって躓く人が増える。

それは、年金制度が大きく変わってくるという点、社会保障制度が変わってくるという点を懸念する。

年金制度は70歳-75歳に繰り下がると見られるし、社会保障制度も、今の1ー3割負担から、「原則3割負担」にもなり得る。

また、運用においては、現時点でも、日本がこの20年で1.20倍しか運用リターンがないのに対して、アメリカは2.45倍の運用リターンを得ている。

この点も、80歳で、「惜しみなく」お孫さんにお年玉をあげるなんてことはできなくなる元凶となってくる。

そうなる前に、50歳以上の人が、色んなことを活性化させて、気力も、今からが下り坂の「勇退モード」ではなく、今からが再度の上り坂の「挑戦モード」「好奇心旺盛モード」になっていく必要がある。

そうなれば、国の財布をこれ以上の赤字にすることもなく、自分たち本人も「生き甲斐とやりがい」を持って、前途希望のあるエイジングにしていくことができる。

若者も、将来の社会保障負担が減ることで、子供を増やそうと思えるし、消費活性化もする。

これまでの逆回転を順回転にしていく原動力と機運を握っている世代が50代である。

50歳から始めれば、まだまだ「その道20-30年戦士」のベテランになれる

2020年3月2日東京港区のホテル。

料金プラン発表の前日、急遽、記者会見をライブ配信に切り替えた三木谷社長。

「2年間かかったけれど、世界にないネットワークを作ったので。

アンテナの設置は、2026年3月までに人口カバー率96%を目指す。

そして更に、今後、人工衛星を使った通信網の構築を計画。

今回、楽天モバイルが、本当に海外で成功することができれば、日本の企業が世界のプラットフォームを作り上げる、もしかしたら、最後のチャンスなんじゃないかなと。」

その三木谷氏が55歳。

日本発、eネット企業の企業の誕生は、これからの若い世代のみでなく、実は、50代の自分たちも貢献ができる。

いま、このとき、色んな力が「なにかを始めるキッカケを与えてくれている」

コメント

  1. […] 50代の「三木谷浩史氏」が今なお突き進むのを見て勇気づけられる説「楽天の野望」「三木谷浩史氏の夢」。50代で何を考え、どう行動していくかに思いを巡らす日々の中にあって三木谷 […]

タイトルとURLをコピーしました