マレーシアで、来たての日本人派遣員がやっちゃうことと、日本への帰任時になっちゃうこと。

今にこそ映えるもの

「21時閉店ってかいてあるぢゃないか!なんで、20時半から閉店準備を始めてるんだ!まだ食べている客がここにいるんだぞ!」「片付けるのを止めて、21時まで注文をさせろ!」「ストップ!ストップ!閉店準備にかかるのを止めさせろ!」

って、文句を言って、 「一体、この日本人は、私たちにどうしろというんだ」と 店員同士顔を見合わすマレーシア人を辟易させていた、マレーシアに来たばかりの日本人派遣員も......。

人にもよるが、2年~10年ほどの派遣期間を終えて、日本に帰任時には、すっかり慣れて、もの凄く心地の良さをマレーシアに感じながら、マレーシア人に屈託のない笑顔と、お釈迦様のような温かみのある表情を浮かべながら、感謝の気持ちで一杯の心持ちでマレーシアの土地を離れていく。

日本に帰任すると、恐ろしいほどに、「ハンドルの遊び」が1ミリたりともないことに気付き、店員に向かって、やれ土下座しろだの、やれ自分の言うとおりにしろだの言っている、自分の「祖国」に辟易する。

道で運転すれば、あおり運転。

新宿の街を歩けば、何も知らない、日本人を人の良い民族と信じ切っている外国人観光客をぽん引きしている。

メールを開けば、露骨な詐欺メールが1日に数十通届く。

老いた両親のもとには、振り込め詐欺のオンパレード。

「ふるさとは遠きにありておもふもの」とはよく言ったものです。

どっちが先進国なんだろう?と疑問に思ってしまうのです。

テレビを見れば、評論家?と化した芸能人や、アーチストが、思い思いに、もの凄く、「『お客さまは神様』目線」で熱く語っている。

日本は、確かにこれまで、「お客さまは神様です」で、最高品質のおもてなし文化を育んできました。とても素晴らしいことなんです。世界に類は見ないほどです。

これからの日本は、「店員も人間様です」を加えるべきだと思います。

「お客さまは神様です。それと同時に店員も人間様です。」を1フレーズに流布していけば、もともと生真面目な性質であり、とても良い国になってくれると信じます。

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