“マッシュアップ”なゲンダイで生きるということ。

働き方・キャリアアップ

30年の経験も、ノウハウが時代遅れなら、それは活かし切れないということ。

最近、中古の本を見ていても、必ず、確認することが、初版年月日と刷新年月日。

ノウハウ本や、啓発本を選ぶ際に、まず確認する。

啓発本は、恒久的な本以外は、読むことすら少なくなった。日々、変わるから。

ノウハウ本も、3年前の本だったら、買わない。もう既に通用しないから。

コロナのこともあるが、積み重ねてきたものが一瞬にしてフイになる。

経験則も、その前には、無力。

時代が流れても、性欲、物欲、食欲、金欲、楽欲を、巧く捉える仕事が残っていく。

経験則や、先行メリットがマジョリティを取れない例

・ガラケーの知識がいくら豊富でも、この先、大きく、活躍することはない。

・日本は、iモードという世界の先端を行く画期的なシステムを生み出したが、あっという間に
足元を拐われた。日本が、その切り替えにまごついている間に、新興国が、iPhoneに飛びついて、それと似た機種を独自で開発して、一気に、世界のシェアを奪って行った。

・ソニーのvaioもスティーブ・ジョブズに気に入られていたが、機を失った。

日本の基幹産業である、自動車でも同じようなことが起こったら、日本は一気に世界での地位を失う。

変われる人、変われる企業、変化に寛容な国が、これからの「先進国」に成り上がっていくだろう。

その意味では、中国は最有力候補。パクっても、そこから、しっかり、その国や、地域の趣向に合わせたものを繕い、大半のシェアを奪っていく手腕と、逞しさと、健気さは、世界でトップクラスで、これに基礎的能力も高い。

日本は、古きに拘り、外堀から固めるのが大好きで、縁故や根回しを重要視して、遅くて、システムが今流でもない。本当に心配になる。

“マッシュアップ”ー既にあるものを活かして、そこからの発展性を産む。

新興国は、新幹線を使うのに、日本が歩んできた様々な汗と涙の結晶なんて経験する必要もない。

輸入して終わり。

もし、中国のように、技術を自前で発展化させる力があるのなら、日本が古いしきたりや、古い流れに拘って新しいことに踏み込めないうちに、例えば新幹線を大きく超える技術を生み出して、世界の新しいものとして、世に出していけばいい。そうすれば、「日本の技術を活かして、さらに日本の技術を上回る」というフレコミで、世界から受注を受けることが可能になる。いや、既に、なっている。

マッシュアップに気付いている人を、増やさなければ、気付いていない人が障害物になって、本当にシュリンクしていくのみだと思う。

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