現在、日本の生産労働人口の6,000万人のうち、1,000万人がフリーランスと言われています。
アメリカにおいては、1万6,000万人の生産労働人口のうち、5,730万人がフリーランスであり、2027 年には フリーランス人口が過半数になるという予測が出ています。
昨今の新聞紙面には、「早期退職制度」「終身雇用制度の終焉」といった記事が躍る。
自身の経験によれば、「『ゆとりだから』と20代の若者達を馬鹿にしている中堅以上の世代の方が、よほど仕事が出来ません」という、中堅以上の方々には到底受け入れられない事実が浮き彫りになりつつあります。
目まぐるしいスピードで変わりゆく時代の中で、実は既に完全陳腐化してしまっている「自分の存在感」を誇示していくには、過去の栄光、昔の実績や、やり方といった「経験則」を、上から目線で、さも自慢げに、後輩の人達に、色んな方法で誇示するしか仕事がないという事実。
「そうは言っても、まだ、立派に使えるスキルはある!」という悔し紛れの言い分も、恐らく、あと、10年はもたないのでしょう。
極めた者こそが、年齢や、経験年数に全く関係なく、そのスキルを伝授するという社会が間近に迫っている。そして、さらに、そのスキルさえも、その数年後には、使えるものかどうか如何わしい、そんな社会が待っていると思います。
私の年齢は、そんな、ビジネス社会から排除されつつある側であり、のんびりとはしていられない身分であります。
特に注意していることは、「変われる人」であり続けたいということです。
また、30歳ほど離れた若者から受けるビジネス上の教えでも、正しいと思えば、素直に聞き入れる姿勢でありたいということです。
そして、そして、分かりにくい例で言うと、洗濯機の洗濯ものを、より早く、より綺麗にするのに、袖を肩まで捲り上げて、洗濯機の底の方まで腕を突っ込み、奥底から全身を使ってかき混ぜる=本気でやる人になっていきたいということです。
裾が濡れないように、手首から先だけで、洗濯機の水の上っ面だけを、上席の目線だけをチラチラと気にして、「私、手を濡らしてまで、かき混ぜています。手を濡らしてまでです。見てください、こちらを見てください、ほら、こんなに手先まで濡らしてやっているのを。」とアピールしまくる人=自身の立身保身のみを担保したい人では、80歳まで働くのは難しいということです。
ただ、そういうことですら変遷し続け、「時代はどちらに味方するか分からない」時代で生きていくということも念頭に置いておかなければならないのでしょう。
いずれにしても、「柔らかい頭」だけは必要そうです。
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