「海外畑」の方が必ず出世すると考える理由

20-30代の自分への手紙

こんにちわ。KaibaSAKAMOTOです。

最近、ネットを見ていると、よく目にする、「最近の新入社員・若手社員」の主張があります。

  • あまり無理をしたくない
  • 管理職にはなりたくない

というものです。

それは、それで良いです。

働き方は自由な時代です。

個で力を伸ばしてスペシャリストを目指すのも、これからの世の中では大いに充実感を覚えられるでしょう。

一方、もしも、日本の会社|組織の中で、立身出世を望むのであれば、若いうちから海外勤務を希望すべきです。

本記事は、海外畑の方が必ず出世すると考える理由について解説していきます。

ワタシは、20代の頃から、おぼろげではありましたが、もともと海外勤務を希望していました。

その「おぼろげ」こそが、歳を重ねるまで海外にいけなかった悔いを残す事由です。

ただ、50歳手前で、それは実現します。

やはり、「思い続けてさえいれば、キッカケは回ってくるもの」です。

はじめに

90年代とは「海外勤務」に対する考え方も変わってきました。

それは、「ずっと行きたい行きたい」と、事あるごとに言っていれば、行ける時代になったということです。

ワタシが海外勤務している間、実に多くの日本人派遣員に会ってきましたが、大半が、そうした方、つまり、ずっと行きたいを訴えていた方々でした。

特に20代後半の方や、30代の方は、ほぼ全員が、その意思を持って日本からやってきた方々でした。

今や、多くの日本企業が、何らかの形で、海外と結びついています。

海外に駐在事務所や、海外支店、現地法人を持っている企業も、大手企業に限らず増えてきています。

勤務している企業、もしくは、これから勤務する企業が、駐在事務所や、海外支店、現地法人を持っているのでしたら、極力若いうちに、海外勤務をオススメします。

なぜなら、高い確率で、国内畑の方々より、より高いポストへ就けるからです。

立身出世を望んでいない方も、

「『世界』を見る」

「世界の中の『日本』を見る」

ということは何事にも代えることができないほどに貴重な体験となります。

なお、本記事は、外資系企業のことは想定しておりません。

あくまで、日系企業にお勤めの方に関する記事となります。

理由その1 常日頃 自然と高いマインドで仕事をするから

なぜなら、各会社の海外派遣員|駐在派遣員(以下 派遣員と記します)のおのおのが会社の代表として派遣されて来ています。

日本で働く日本の方々も、当然、高いマインドで仕事をしていますが、高校野球で例えるなら、各都道府県代表で甲子園にやってきている選手達の気分なのです。

そして、そのことは、現地のビジネスマンにも、現地の社員の目にも、そのように映っているのです。

さらに、日本からの派遣員だけが、そうなのではありません。

他の国から派遣されて来ている派遣員達も、同様に、その国の、その会社の代表として母国からやってきて、ビジネスをしているのです。

高いマインドにならない理由はありません。

実際、ワタシが接して来た派遣員の方々は100%、会社を代表して、この国にやってきているという自負を持っておられました。

あの「甲子園のグラウンド」で野球をやるのと同様に、「世界」を目の当たりにして、仕事への感度が磨かれて行くのが実感できるのです。

理由その2 ”日本では出来ない経験” を体験するから

日本では信じられない、考えられない出来事が毎日起こります。

それはそうです。

なぜなら、生まれ育った環境も、気候も、風土も、民族も、宗教も、日本とは異なるからです。

自然、考え方や、行動パターンも、微妙に、というか、大きく変わってきます。

日本でも、当然、生まれ育った環境が異なることで、例えば、結婚したり、一つ屋根の下で暮らすことになった場合に、お互いの行動が、信じられないものに映ることも沢山あります。

それでも、日本国内であれば、方言はあるにせよ、日本語を話し、ほぼほぼ、同じ法律や、風習の中には暮らしているので、ある程度は、それぞれの行動は、それぞれの想定内です。

それが海外となると、色んな様式が異なります。

そして、その国の方もまた、日本人の行動を不可解に思っていることも多々あるでしょう。

文化や行動様式が異なることを、毎日毎日、来る日も来る日も、繰り返し経験していると、ものごとを広い視野と、広い心持ちで対応するようになります。

「適応力が付く」ということです。

理由その3 貴重な人材となっていくから

理由その2の「”日本では出来ない経験” を体験する」ことは経験値となっていきます。

そして、日本では、日本人|日本で働く人が大半なのに対して、海外で働いた方は稀有です。

周りを見渡して、あるいは友人を見渡して、海外で暮らして働いた方の割合はどうでしょうか。

10人に一人いるか、いえ、20人に一人いるか、といった感じになります。

ジョン万次郎ほどではないにしろ、会社にとっては、自然と、「重宝される」存在になってきます。

海外での駐在期間が、長ければ長いほど重宝されるというのが、実感です。

なぜなら、国内畑の方が8割以上、いえ、9割以上なので、半ば強引な言い方をすれば、代替できる人は沢山いますが、派遣員だった人ができることや、考えは、他の国内畑では代替できないのです。

となれば、自然、会社では貴重な存在となっていきます。

次のように考えれば、分かりやすいでしょう。

日本国内のポストに付ける人は幾多いますが、海外事業部長に付ける人は誰でも良いというわけにはいきません。

帰任すれば、希少価値が高まって帰ってくるということです。

理由その4 これからは海外が相手だから

株式会社リクルートマネジメントソリューションズ「組織行動研究所」さんの記事を借りますと

2030年、実に人口の1/3近くが65歳以上の高齢者になる

ということです。

ワタシ達の身の周りの方々で考えてみます。

20代、30代、40代、50代の方々と、65歳以上の方々と、どちらがファッション、嗜好、モノやサービスを消費するでしょうか。

年齢の高い方は値の張るモノやサービスを購入されると考えれば、決して括ってはなりませんが、感覚的には、消費意欲はだんだんと減退するというのが一般ではないでしょうか。

そう考えると、2030年、「日本国内の消費を頼りにしてビジネスを行っていく」のは、上限が見えて来ます。

そして、その傾向は、「第二の人口ボーナス期」が来ない限り、強まっていくのです。

2050年には、人口の1/2.5が65歳以上の高齢者になる

とう推計もあります。

5人いたら2人が65歳ということになります。

平均年齢が若く、より多消費な海外を商圏としてやっていくことは、もはや周知の事実なのです。

そう考えれば、「海外」を知る者こそが、より、貴重度合いを増していくと推測する方が自然です。

まとめ

上記を読んで、望んではいるけど、「自分は行く資質がない」「縁がなさそう」と考えてしまったのなら、ワタシの説明力が足りていません。

そうではありません。

「能力」ということより

「手を挙げて挑戦する」ことで

周りにあまりいない存在となって帰ってくるから

そして、

その貴重性を時代が後押ししてくれるから

というだけなのです。

「能力」より「勇気」です。

あとがき

ワタシが海外で暮らして働いていたときに得た持論があります。

それは、

言葉は、若い人の方が早く適応していく

歳を重ねた方からすれば残念ながら事実でありますし、若い方からすれば朗報です。

機会は、均等になっている

望めば行ける時代になっています。

日本人は英語を話せる

ダテに英語を10年勉強していません。

綺麗でなくとも、スムーズでなくとも、通じるようになります。

但し、聞き取りは厄介です。
*30代までの年代の人なら、あっという間に聞き取れるようになる人が多かったです。

人生は一度きりです。偉くなる、ならないに関係なく、「世界」を見てくることをオススメします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました