セカンドキャリアに向けて 〜「ドラクエな社会」との訣別と「スマブラ/ガンダムな社会」の台頭

働き方・キャリアアップ

違うパーティを渡り歩いても全然構わないという社会になってきている!

「年配社員も、若い社員も、無理して、同じ会社にい続けることに拘らなくても良い時代になっている」

「自分が理想とする場所で力を付けていって、また、そこを去っても良い」。

そして、会社側も、「去っていくのは時代の流れであり、また、戻ってくるのも自由だ」という心構えが必要になってきている。

常に、人間力や感性に魅力のある会社であるなら、「また、あそこの会社に籍を置いて自分に挑戦してみたい」となるはずだ。

セカンドキャリアについて言うならば、「転職は悪」と認識されて来た今までの社会人時代の頃よりも、「転職こそ充実した人生」・・幾つもキャリアを変えて、生き甲斐、働き甲斐を求めていくことが、「それが普通」と言われる社会になって良い。それが、元気に長く、向上心持って働くインセンティブ・動機となり、個々人のためのみならず、社会保障負担爆弾を抱えた社会のためにもなる。

ドラクエな社会=終身雇用制度との訣別

ずっと同じパーティにいて、ラスボスはずっと一緒に戦ってきた仲間と倒す。

ずっと同じ会社に勤めて、国内や世界の会社と戦いながら、その会社で定年退職を迎える。

これって似てる。ドラクエと。仲間は助け合う。自分が弱っていても一番残っていなくてはならない勇者のため、回復系呪文「ホイミ」は勇者に対して唱える。自己犠牲の精神。

回復系アイテム「やくそう」は勇者に与える。助け合いの精神、助けられ合うの精神。

そんな堅い絆で結ばれているはずの組織を出て行く者は、ウラギリモノだ。

ただ、時代は変わった。ウラギリモノ「だった」。ラスボスとかも最初からいない。

勇者や戦士、僧侶や、魔法使い。職務は違えど、これまでは、同じ組織にさえ、入った者ならば、大同小異、力は似通っていた。

しかし、あまりの時代の流れの速さに、僧侶が飛び抜けて秀逸になる者もあれば、勇者や戦士が時代の流れについて来れなくなってしまい、単体向け回復系「ホイミ」の究極「ベホマ」でも完全回復できない、或いは、何度、呪文を唱えてあげても、直ぐに瀕死状態になってしまう、そんな勇者や戦士が現れてしまった。

日本の新しいサイバーセキュリティ担当の閣僚は、パソコンを使ったことが1度もないと発言し、国中をあぜんとさせた。

一年半前、国内だけでなく、世界をも震撼させたが、一方で、実は、これが、最良な状態だったりするとコメントされたこともあり、賛成・反対は結論づけないが、どちらの意味でも、「世の常識」と言われてきたものが変わってきているということだ。

「オブジェ社員世代」に人生逃げ切りはない!?

「オブジェ社員」とは、今までの経験則や、知見が、急速なスピードで刻々と変化する世の中のものと合わなくなってしまい、営業も、管理もできず身動きが取れなくなって座っているだけになってしまった中高年の社員を揶揄する言葉だが、その悪評に甘受しては、人生100年の時代にあっては「逃げ切り」は図れない。

今の70代の方は、「それまでの評価のまま」に勇退することができるが、現世の40−60代は、「ファーストキャリアの評価のまま」では終われない。

なぜなら、「あと、20年〜30年勤務するから」だ。そこで、さっきの勇者や、戦士のように時代の潮流に乗れなければ、最初っから、最上級・最新鋭の防具と武器を装備した、つまりIT武装した「社会人になったばかりの僧侶」にも及ばない。

「変われる自分」に挑戦していくことが必要だろう。

社会も変わる。ドラクエな社会の終焉だろう。

どちらが良い方(自分達がプレイするドラクエのパーティ)、悪い方(ドラクエの敵側)ではなく、それぞれの個々のメンバーが、弱くも強くもあっても、持てる力を出し合って、途中から参戦しても、置かれた立場で、頑張る世界になってきている。

途中で、出ていく者も自由。入ってくる者も自由。「ウラギリモノ」でもない。

ただ、時代の変化に対して「変われる自分」を持っていないと、いずれにしても、力を発揮できないキャラとなっていく。

そんな社会は、正悪の区別がない点において、ガンダムな社会であり、いつでも参戦して、その組のために闘うという点において、スマブラな社会である。

少し、「まとめ」が弱いかな。

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