日本が、落ちこぼれないために。。。

取り巻く環境・世界

一つは、もう二度とガラパゴス化しないこと。

二つ目は、英語を何とか、公用語にすること。

三つ目は、IT後進国の汚名を返上すること。

四つ目は、「赦す心」を持ち合わせること。

だと思います。

世界を一時は、どこの国よりも進化した次世代型携帯サービス、「iモード」で君臨する一歩手前まで行っていました。やはり、日本ブランドで、世界の規格を統一化するのは難しかった。それが、ドコモであったことも影響したと思っています。

「Vaio」も、かの、スティーブジョブズが大好きなPCだったことは有名な話です。

実現していれば夢のタッグになったかも!?

日本が、世界のブランドに君臨できるとすると、今では、トヨタか、ユニクロか、パナソニックか、任天堂だと思っています。世界でしのぎを削って、揉まれて揉まれて踏ん張っている企業だからです。

二つ目は、どうしても意思疎通の問題。10年間学んできたのに、喋れない、聞き取れない。

それすら、難しい状況なのに、英語教育は、なかなか変わっていけないのです。

マレーシアでは、「マレーシア英語」とも言われる英語が確立しています。

少し、マレーシア訛りな英語ですが、十分、世界で通用する英語です。マレーシアの人に、「ネイティブの英語はどれくらい理解できるの?」と聞いたことがあります。7割~8割と言っていました。欧米の映画は、2割は字幕でカバーしているらしいのです。それで良いんです。全く理解できないよりは。

日本も、それで良いと思います。「日本英語」でも。よく言われている、「ジャパングリッシュ」は、全く通じない英語の俗称ですので、それとは区別する必要があります。幼い頃から、公用語の英語に親しみ、ざっくばらんな表現も、ネイティブが普通に雑談で会話している表現も取り入れながら、世界の誰ともなんとなく話せるくらいであれば十分です。

日本企業は、英語を話せないことで、大きなロスに繋がっていることも事実です。進出した国の法律や、行政に踏み込める日系企業はほぼ皆無ではないでしょうか。

本来の日本独特の感性や、特性も、機微を伝えることはなかなかできず、海外では苦労しているのを見てきました。大きなパーティに出席しても、どうしても、日本人同士の話になってしまうか、大物と話をできる人でも、恐らく、かなり深くまで立ち入った話はできていないのではないでしょうか。

これからは、日本の古語や、古書、歴史、諸々の時代の話が、潜在的に我々の会話のバックボーンにあるように、世界の歴史や、様々な背景をも映した会話ができる人材が必要だと思います。そうした背景が、実際の商談には、無意識的に、且つ多分に、影響していると思います。

日本人が、どんなパーティでもネイティブと対等とは言えないまでも、ほぼ、席を途中で外すことないくらいに英語を話せたら、本当にアメリカに再度、拮抗できるような企業を生み出すことがと思います。

3つ目のIT後進国の返上ですが、これは、ともすると、1つ目から4つ目の中でも、とりわけ必要な要素だと思っています。

なぜなら、今の日本を見てみますと、どんどん、管理職とか、事務職がなくなっていっているのは、まさに肌身に感じているところでしょう。

他方、中国の次に世界で台頭してくるのは、インドとも言われています。インドの特徴と言えば、理系王国ではないでしょうか。2桁暗算やインド式九九などよく聞く言葉ではあります。有名どころでは、Googleや、MicrosoftのCEOや重役を輩出したことがあります。

GoogleもMicrosoftもインド人!世界企業のインド人経営者まとめ

一方の日本は、「周回遅れのAI後進国」とも揶揄されるほどに遅れています。

AIを制する者は世界を制するとの説もあるほどの趨勢の中で、「堂々と遅れを取っている先進国」として、日本の、日本人の仕事をなくさないためには、今後、遅れを取ってはならない分野だと思います。

民主党政権が立ち上がった2009年、「なぜ2番じゃいけないんですか」発言でも注目を浴びましたが、この分野の入れ替わりはとても激しいもので、今や、スパコンの「 計算速度」の分野では、「京」は20位で、1位から5位は米中機種の独占状態です。

この分野での立ち遅れは、今後、コンピュータ分野に留まらず、影響を及ぼしていくものと考えます。勿論、日本のお家芸「自動車産業」にもです。

4つ目の「赦す心」ですが、日本人は、日本人が日本人の首をどんどん絞めていってしまっていることに気付いている人が少ないと思います。

限られた至極、少数意見、しかもその、少数意見はかなり偏っていることが多く、万民はそこまで意識していないのにも関わらず、尊重せざるをいけない世の中になっています。

それが、膨大な手間と費用、そして、甚大な人の心のストレスを、新たに創出して、どんどん、日本経済、ひいては、我々の財布の中から、金銭を、日本人が気が付かないように吸い上げていっていると思うのです。

個人的には、行動や、条例、施則などの全てに、「財布の中から貨幣を吸い上げている指数」を付けて見える化していくべきだと思っています。

どんな行動が、貨幣を吸い上げているかですが、例えば、自分の都合で、救急車を呼ぶ行為。どれだけの税金を、その人一人に費やしていることか。

酔っぱらって、警察官のお世話になる行為。交番には、誰もおらず、黒電話が置かれているだけってシチュエーションに遭遇したことはないでしょうか。狂人に襲われた際、逃げ込んだ交番で被害に遭うなんてシーンも考えられます。それは、警察官が出動する、身勝手な行為に、警察官を投入せざるを得ない場面が少なくないからだと推察します。

「自分の小学校の要望子供の徒競走にビデオ判定を導入して欲しい」という親御さんの要望も、そのうち、運動会もなくなるのではないかと危惧してしまう、もはや事件です。

少し話は、逸れましたが、色んな決まり事を、厳しくすることによって、それにかかる日本人、日本企業、海外から来てくれている外国人、外国企業に、負担と手間と、労力をかけ、どんどん世界での競争力をなくしてしまっていると感じるのです。

言葉を選ばずに言えば、確かに原発は、将来的には廃止方向で間違ってはいないと思いますし、とにかく早くということも私見では賛同しています。

そのうえで、ですが、「今すぐに」とか言うのは、言っている人の本人も、その家族も、その友人も、その人の住んでいるエリアの方々にも、実際には、一時的に、財布から吸い上げることになると思っています。

なぜなら、日本の電力の多くを、まだ、自然による発電で賄うだけの技術や、装置、労力が整っておらず、もし、それを実施しようとするならば、今の数倍の費用をかけて海外から輸入したり、数十倍の設備費をかけて代替しなければならないからです。

もし、本気で「今すぐに」というのであれば、「無駄な電気を使わない」世の中にするために、一役買ってくれる人か、「電気を使わない」人であるべき、との極論にも至ってしまう気もします。

過度な正義論は、大きな大きな代償と、日本を一層貧乏国にすることになり得ることも考慮すべきかと思います。

バランス感覚と、後世のことも見据えた正義論が唱えられるべきだと思います。

「赦す心」、すわなち、「ハンドルの遊びのある日本」が、令和の時代に合った形で戻って来て、維持されていけば良いなと心底思います。

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