生まれたときに、三種の神器が、
1950年代は、「冷蔵庫、洗濯機、白黒テレビ」
1960年代は、「カラーテレビ、クーラー、自動車」の新・三種の神器
2000年代は、「デジタルカメラ、DVDレコーダー、薄型テレビ」
2020年代は、どうでしょう。「翻訳機、お手伝いロボット、無人自動車両」と言ったところでしょうか。さらには、ガンダムに出てくるハロのような空中を舞っておしゃべりもしてくれる、色々教えてくれる、いざというときには、監視して安全を保持してくれるような「お友達ロボット」が入って来るかも知れません。
「スタート」があまりに違い過ぎるのです。生まれたときにスマホや、成熟したPC機が当たり前にある世代。駅には、駅員さんが切符を切っていない時代。
私たちが、何十年もかけて、習熟してきた「技量」?とまでいかないまでも、「一般的なスキル」を、今の世代、これから生まれてくる世代は、一瞬で得ているのです。
1990年初頭は、まだ、パソコンの黒い画面に、renとかdirのようなコマンドを打ち込んでいた記憶があります。1993年から1998年頃にEXCELが浸透しはじめます。
その行程は、若い世代には、普通、要らないのです。歴史を知る必要もありません。ワンクリックでできるのですから。
「方式」が変われば、あらゆる「手法」も見事に変わっていきます。
ひと世代昔の「営業手法」も「管理手法」も、「統括手法」も、「戦略手法」も、刻一刻と変わっています。昨日のノウハウが使い物にならないということもあり得ます。
それでも、今の日本の社会では、「自分の生き場所」を失いたくない人は、古びたノウハウを振りかざして、なんとか、存在感を主張せざるを得ず、時に、それは、パワハラに発展することもあります。
これからの時代、その事実(恐ろしい勢いで変遷する時代であるという事実)を受け入れて、「変われる人材」であることが必要だと感じます。
そして、社会人歴30年戦士が、社会に出て数年の若者に、従順な気持ちで、教えを請いたり、学んだりする姿勢も必要になってくると思います。
それが、「何も役に立たなくなっているプライド」という殻で覆われていて、出来ない人達が、恐ろしい勢いで陳腐化していくのだと感じます。
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