社長になるために生まれて来られた方々SP
もう一度社長にはこれぞ経営という極意が!
一人目は、カリスマ社長。ワタミ株式会社の創業者渡邉美樹会長。
感想 色々とあって、角が取れた感じの渡邉会長。それでも、まだ、心の中で、成長戦略の灯は消えていない眼光は鋭い印象でした。失敗をすることで感性と人間力は磨かれるのですね。
一代にして、居酒屋「和民」を全国501店舗 年商947億円 東証一部上場企業にまで育て上げた御仁。
「色々大変だったんじゃないですか」の質問に、「何が?」「ゴタゴタが」「そうだねぇ」。
2011年に会長を退き、政界へ進出。その後労務管理が問題に!
ブラック企業などと大バッシング! 急激な客離れも起こり売り上げは一気に悪化。
残業を良しとする社風が生まれてしまっていた。そこの管理が甘くなっていたことを反省する渡邉氏。どん底まで落ち込んだ渡邉氏不在のワタミ。
その後、働き方を見直したり、新しい店を作ったり、スタッフの頑張りで、業績がジワジワと回復。
2019年参議院議員の任期を終了した渡邉氏が、2019年10月に会長として現場復帰。
どうすれば、ワタミが復活するか作戦を練りに練った。
20冊の書物をもとにして、ワタミの事業戦略を決めた。繰り返し繰り返し読んで、事業戦略を組み立てた。
これまでのやり方を反省したという渡邉会長。
ワタミを立て直す新しいやり方とは?
「自分がいない間に、トップダウンの経営からボトムアップの企業に生まれ変わってますから」
「いまは、どんどんテーマを与えて、みんな考えてくれている」
「ボトムアップとトップダウンのハイブリッドで行ったら、ワタミは生まれ変わる」
16年前は超トップダウン企業だったが、今は...。
社員の声にじっと耳を傾け、褒め、みなさんが考えたものに対して、OKを出す。
怖いわけでない、ただ、ほんわか優しいだけでもない。
意見を聞き(ボトムアップ)&指摘もする(トップダウン)=ハイブリッド。
実際の飲食ビジネスにおいても、新しい作戦を考えている。
「今年のテーマは小さくて強いワタミに戻ろう」「大きいより弱いワタミになっている」
新しい業態は、「から揚げの天才」。脱居酒屋のフランチャイズ。
メインはテイクアウト。1号店は梅屋敷。15坪で売り上げは1日で20万円!
小さい店舗を少ない人数で効率よく運営するスタイル。誰もが簡単に出来るフランチャイズを全国展開する予定!
最後には、柔らかい表情で、「ご無沙汰しております。ずいぶん長い間社長スペシャルに呼んで頂いてない」
(MC加藤が「社長じゃなかったんでね」というナイスなツッコミ)
「あの時は、毎年出させて頂いてこれで正月だと思っているので、あれからずっと年が明けてないような気持ちなので、ぜひ来年は呼んで頂ければ」
スタッフ「年明けていないんですか」
「ずっとあれから明けていない」と終始満面な笑顔。
スタッフ「今本音が出ましたね」
「そうそうそうそう」
ちなみに20冊の本は、
①「競争優位の戦略」M・E・ポーター
②「MBA100の基本」グロービズ
③「ガゼル企業 成長の法則」早稲田大学校友会 ベンチャー稲門会
④「売れるもマーケ 当たるもマーケ マーケティング22の法則」アル ライズ/ジャック・トラウト共著
⑤「長く繁栄する同族企業の条件」西川盛朗
⑥「アントプレナー マネジメント・ブック」エリック・G. フラムホルツ
⑦「原則中心」ジェームス・スキナー
⑧「コトラーのマーケティング・コンセプト」フィリップ・コトラー
⑨「コトラーのマーケティング4.0」フィリップ・コトラー
⑩「BLUE OCEAN SHIFT」W. Chan Kim
⑪「ブルー・オーシャン戦略」W. チャン・キム
⑫「21世紀のチェーンストア」渥美俊一
⑬「チェーンストア経営の原則と展望」渥美俊一
⑭「良い戦略、悪い戦略」リチャード・P・ルメルト
⑮「ストーリーとしての競争戦略」楠木健
⑯「世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた」永井孝尚
⑰「amazon世界最先端の戦略がわかる」成毛眞
⑱「実践する経営者」P. F. ドラッカー
⑲「ドラッカー365の金言」 P. F. ドラッカー
⑳「戦略経営論」ガース・サローナー/アンドレア・シェパード/ジョエル・ポドルニー
以上でした。
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