人間の「非情」な一面って絶対ある!

人生・人世・人間関係

潜在的に「そうなって欲しいことが、そうならなかった」ときに姿を現す、人間のとんでもない本性

「100日後に死ぬワニ」が死ぬ日が今日らしい。

昨年、この4コマ漫画の噂を聞きつけたとき、頭を過ぎったのは、「世にも奇妙な物語」で、今でもとても印象に残っている、第214話「大予言」というお話。

この話を見たとき、「えー!絶対ある。こういう人々の非情な感情って、大小はあるが、そんじょそこらに転がっている。」って凄く納得してしまって、それ以来、心に残っている物語だ。

内容は、YONIKIMO.COMさんのデータベースを借りれば、次の通り。

大人気の生放送公開番組。
主人公は彼女と共に観客としてスタジオに来ていた。
番組の中でも人気の「占いコーナー」。
的中率の高さで評判の占い師に
見てもらうこととなる主人公。
「……あなたは、三日後に、死にます」
「……!!」
絶句する主人公の顔は全国ネットで放映される。

それからの三日間。
野次馬に囲まれ、マスコミに追われる主人公。
彼女が唯一の心の支えだったが、
その背後に他の男の影が見え隠れする。
「だってあなた死んじゃうんだもん。将来性がないのよ」
壊れる日常、苦悩する主人公。

そして運命の日。
カメラが見守る中、時計は23:59を差す。
主人公は生きていた。
そして……0:00。
生き延びた事に歓喜する主人公と沈黙する群集。

やがて……群集の一人が呟く。
「なんだよ、死ななきゃつまんねーじゃん」
「つまんないよ。死ねよ…」
「死ね…」
ぽつぽつと広がり出すコール。
「……しーね、しーね、しーね、しーね
 しーね、しーね、しーね、しーね……」
大合唱が起こり、主人公に詰め寄る人々。
恐怖に引きつる主人公。
キャスト: 吉田栄作
放送日: 1990年 冬の特別編

凄い人の真理を捉えているなぁと共感してしまった。

この「100日後に死ぬワニ」もそうならないことを祈る。

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