「包装」は、「提供する側の感謝の気持ち」と「お客さま」を包み合わせるもの。
それはそれは、素晴らしい文化だと思います。 心中、無意識に「有り難う」を言い合う、静かで穏やか刹那。
包んでいる最中、じっと見つめる。
「なんで、包んでんだ、この野郎」と怒っている人はいないはずです。そんな方は、包む前に、「包装良いです。要らないです」っていうはずですから。
その僅かですが、お互いが、無意識に、なんとなく、感謝し合いながら、まるで、安心しきった草食動物のような眼差しで見守る時間が日本にはあります。
最近では、前もって包装してあり、その場で包むということは、かなり限定的になってきていますが。。。。
海外では、包装はありません。商品そのまんまか、商品が入った箱そのものを、袋に入れて終わりです。
確かに、今では、そんな過剰包装いるのかという議論があったり、ビニール袋は環境保護に良くないという風潮もあり、プロコンはあるかも知れません。
環境に良くないことは、なくしていかなければなりません。
一方で、あなたが、プレゼントをもらう際に、箱もないむき出しの「任天堂Switch」には、一瞬、たじろぐと思います。
むき出しの「万年筆」をもらったら、贈った方、贈られた方、その場に、少し寂しい風が吹くかも知れません。
お互いを大切に思い合う証し、時勢に合った「包装文化」は残っていったら良いなと思います。
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