【知っ得運用!!】販売ランキング上位で投資信託を選ぶのはNG!

お金

こんばんわ。KaibaSAKAMOTOです。

悩んでいる人
悩んでいる人

やはり心配なのは将来のこと。

年金は当てにできないだろうし、投資信託でも始めておこうかしら。

でも、預金とは違うって言うし。どうしたらいいの?

悩んでいる人
悩んでいる人

気になるのは投資信託。

これから運用を始めようと思うけれど、そもそもベースとなる知識がありません。

どういう指針を持って運用をしたらよいか教えてください。

✅ 本記事の内容

  • 投資信託で運用する際のポイントが分かります
  • 余生の長い若い人にとって、良い投資信託の利用法を説明します
  • よく言われる「投資信託運用の理論」というより、あくまでこれまで行ってきた「実績」を元に解説します
  • 他のコンサルタントとは異なる見解が見出せます
  • 将来に亘って使えるノウハウです

✅ 本記事について

  • ワタシ自身、優に300人以上の方に対して、投資信託での資産運用に携わってきました
  • その中には、両親もいますし、自身も、妻もおり、両親にも多額の損を出させてしまったこともあります
  • もちろん、自身や妻の運用も同じく多額の損を出してしまったこともあります
  • だからこそ、気付いている「運用の鉄則」がありますので、それを説明します
  • 現在、新型コロナに伴う株価や、投資信託基準価額の暴落を経ても、運用実績は収支プラス(トータルリターン)を保っています

【最後にこっそり教えます】はコチラからジャンプ

  1. 販売ランキング上位が良い投資信託とは限らない
  2. 相場推移のグラフの波形で良い投資信託か悪い投資信託が分かる
    1. 「基準価額の折れ線グラフ」と「基準価額+分配金の折れ線グラフ」がともに上昇
    2. 「基準価額の折れ線グラフがほぼ横ばい」で「基準価額+分配金のグラフだけが上昇」
    3. 「基準価額の折れ線グラフが下降」で「基準価額+分配金のグラフがほぼ横ばい」
    4. 「基準価額の折れ線グラフ」と「基準価額+分配金の折れ線グラフ」がともに下降
  3. 【実体験で語る】新興国や資源国への運用は避ける
    1. 新興国への運用
    2. 資源国への運用
  4. 「分配金ありの投資信託」か「分配金なしの投資信託(但し株式に投資する投資信託は除く)」か
    1. 将来への備えなら
    2. 日常運用なら
    3. 「分配金も減らすことなくしっかりもらいたいし、将来にもしっかり大きく増やしたい」合体型なら
    4. 合体型の発展系なら
  5. 【常識】純資産額が大きいもの
  6. 【これが大事】年代別投資信託
    1. 若い方なら「つみたて投資信託」を
    2. 中高年の方なら「分配金受取型」を
  7. 【極意】基準価額が落ち切っているものを狙う
  8. 日本国内もので「株式に投資している投資信託」は避ける
  9. 【要記憶】必ず組み込んでおきたいアメリカ・中国関連投資信託
  10. 【最後にこっそり教えます】株式に投資するなら

販売ランキング上位が良い投資信託とは限らない

売れ筋=良い投資信託と考えられがちですが、決して、そんなことはありません。

往々にして、ランキング上位に出てくる投資信託銘柄は、プロの投資家さん達が買い込んでいるものだったりします。

つまり、ノウハウや資金が潤沢で、その「ランキング上位の高利回りの投資信託」につきまとうリスクを他の投資信託や投資方法でカバーしていたりするからこその、買い込みだったりするということです。

一般の、日頃から、対象の投資信託の状況や、もともとの投資信託の投資対象の債券・株式・不動産の状況を追っているわけではない人(以下、「一般の方」と呼称します)は、安易に販売ランキングを信じてはなりません。

相場推移のグラフの波形で良い投資信託か悪い投資信託が分かる

ズバリ、「基準価額」と、「基準価額+分配金」のグラフの波形を見て投資に相応しいかを大まかに判断できます。

ただし、これは分配金配当がある投資信託についてですので、分配金配当のない場合は関係ありません。

「基準価額の折れ線グラフ」と「基準価額+分配金の折れ線グラフ」がともに上昇

基準価額が1万2000円を超えていないものなら、まず安全圏な投資信託です。

ともにグラフが上昇しているものであっても、1万5000円を超えてくると、膨らみ続けている風船のように「どーん」と下がる可能性があります。

なぜなら、それだけ好調なら、分配金を増やすはずだからです。分配金を適正に調整している投資信託であれば、次の「『基準価額の折れ線グラフがほぼ横ばい』で『基準価額+分配金のグラフだけが上昇』している波形になるはずだからです。

この波形になっていることに気付いたときは、「既に時遅し」とも言えます。

つまり、伸びていく可能性より、落ちるリスクが大きいということです。

但し、今で言えば、中国に関する投資信託で、こうした波形でも、種類と、現在の基準価額の高低によっては間に合うものがあります。

「基準価額の折れ線グラフがほぼ横ばい」で「基準価額+分配金のグラフだけが上昇」

最も適正で、好調な投資信託と言えます。

この状況が長く続いていればいるほど、初心者に優しい投資信託です。

但し、分配金がそもそも低いローリスクローリターンの投資信託だったりします。

分配金が高い投資信託で、この波形のものであれば、そもそも、投資信託のファンドマネージャーが投資する対象のもの(債券・株式・不動産)の利回りと投資信託保有者に還元される分配金が均衡している証拠です。

その投資信託の持つ「稼ぐ力」と分配金配当がバランスが取れている例=「身分相応」な分配金配当を行っている投資信託の波形

オレンジ折れ線:基準価額+分配金
青い折れ線:基準価額

「基準価額の折れ線グラフが下降」で「基準価額+分配金のグラフがほぼ横ばい」

この波形は、投資信託運用では、よく言われる「タコの足食い」で、要は、身を削って、分配金を支払っている状態です。

この状態がしばらく続くと、分配金が減らされるなどの現象が出てきます。

分配金が極端に減らされることがない限りにおいては、長期保有していれば、トータルリターン(基準価額差益+受取分配金)で戻ってくることが期待されます。

ただし、戻ってきたり、または、小額の損切りで済むなら、乗り換えも準備します。

「タコ足配当」な状態

オレンジ折れ線:基準価額+分配金
青い折れ線:基準価額

「基準価額の折れ線グラフ」と「基準価額+分配金の折れ線グラフ」がともに下降

既に保有している投資信託ならまだしも、一般の方が、始めるのに最初に投資する投資信託ではありません。

【実体験で語る】新興国や資源国への運用は避ける

長く関わってくると、このことは、苦々しい経験を伴って、ひしひしと心に刻まれています。

新興国への運用

これは、さんざん、思い知ってきたことです。

ファンドマネージャーは、「そんなことはない」「やり方と、投資時期さえ見誤らなければ、良い運用とも言える」と言う人もいるでしょうけれど、その国のことや、その国の為替相場などについて、何も知る術のない方は、自信を持って避けるべきです。

一例ですが、ブラジルは資源国でもあり、そこそこの経済規模を持った国ですが、如何せん、不安定さは拭えません。

ブラジルの国や、経済のことをよく知っている人が、「そんなことはない。いまなお堅実に成長途上にある国だ」と言ったとしても、世界の一般の印象は、そこまで熟知されておらず、「どちらかと言うと不安定」という印象です。

データも確かに大事ですが、一般大衆の印象もものすごく大切なのです。事実、データに加えて、その「印象」が相場を動かしています

2016年リオオリンピック、2018年サッカーブラジルワールドカップと続き、投資信託においても多額のファンドが一斉にブラジルに向かいました。

結果は?と言うと、そこまで伸びませんでした。

そのことよりも、常に、乱高下する相場に振り回されました。

乱高下する中で、プロなら儲けることもできますが、そもそも、投資信託は、そうした短期保有を前提にしたものではありませんし、基本、なかなか落ちた基準価額が戻ってきません。

資源国への運用

具体的には、オーストラリアやカナダです。

従前は、高金利国で、先進国で、そして、資源国という3条件が整っており、人気も、実績もありましたが、今では、金利も引き下げられてきており、いまひとつ妙味がなくなってきています。

ただ、安定運用志向の方で、波形(上記ご参照)次第では、持っておいてリスクの少ない投資信託であると言えます。

事実、多くの方が、オーストラリア関連の投資信託で、長きに亘り安定運用されてきました。

「分配金ありの投資信託」か「分配金なしの投資信託(但し株式に投資する投資信託は除く)」か

それに答えるには、投資目的によります。

将来への備えなら

ズバリ、将来の年金原資など、将来の蓄えに備える投資信託であれば、分配金なしの投資信託(但し株式に投資する投資信託は除く)が好ましいです。

なぜなら、分配金がない分、その投資信託が正常に投資で設けている分を、元加(身に加えてその分もまた運用できることになる)すれば、複利効果が狙えるので、リーマンショックや、コロナショック級の大きな落ち込みが10年で3、4回起こるようなことがない限りにおいては、かなりの資産増加に繋がるからです。

よく、昨今では、つみたて投資信託やNISA(税金控除つみたて投資信託)が巷で話題ですが、それらをやる場合でも、基本的に複利効果で大きく増やせる「分配金なしの投資信託(但し株式に投資する投資信託は除く)」が良いです。

日常運用なら

「投資信託なら複利効果が狙えるので分配金なしのものが良い」と一様に、アドバイスする人が多くいますが、ワタシの経験上からは、「NO!」です。

なぜなら、

現在のような新型コロナに伴う暴落があったら、本来増えていたはずの分配金部分までもが、もろとも減ってしまうからです。

例えるなら、飼っていたニワトリがどんどん卵を産み、卵も孵化して、また、親になり、飼っていた檻には、沢山のニワトリと卵がありましたが、檻ごとごっそり盗まれた状態です。

産んだ卵も、別の場所にある檻に入れ、育ったニワトリも別の場所にある檻に入れておいたら、そんなことにはなりません。

大きく増やすならともかく、投資信託のもう一つの良い部分を活かすなら、分配金は「受取型」を強く勧めます。

「分配金も減らすことなくしっかりもらいたいし、将来にもしっかり大きく増やしたい」合体型なら

分配金も減らすことなくしっかりもらいたいし、将来にもしっかり大きく増やしたいなら、入ってくる分配金で、つみたて投資信託をすれば良いのです。

つみたてNISAが使える範囲(年間投資上限額40万円)なら、なお良しです。

そして、つみたて投資信託の銘柄は、本体の銘柄と変えれば、リスク分散にもなり一石二鳥です。

合体型の発展系なら

例えば分配金が、月3万円出る投資信託があるとします。

分配金のうち1万円は、家計の足しにします。

分配金のうち1万円は「分配金のない投資信託」に「つみたて投資信託」します。

分配金のうち1万円は「分配金のある投資信託」に「つみたて投資信託」します。

前述の「ニワトリ泥棒」の防止をしながら、利子が利子を生み、その利子がまた利子を生む仕組みにしておくということです。

予備知識 分配金がある投資信託とない投資信託の傾向

一般的に株式に投資する投資信託は、短期的に結果を求めるものが多く、株式に投資することで得られるのは、主にキャピタルゲイン(価格自体が上がることでの差益)だけなので、分配金がないものが多く、債権や不動産に投資する投資信託は、債権の利息収入や、不動産収入による定期、一定額収入があるため、分配金があるものが多くなります。

【常識】純資産額が大きいもの

それぞれの投資信託の銘柄に「純資産額」というものがあり、買付けされている総額現在残高です。

これが少ないほど、人気がないか、途上のものか、で、大きいほど、人気があるものです。

また、少ないものほど、値動きが荒くなり、大きいものほど値動きが安定しているとも言えます。

一般の方は、純資産額が大きいものを購入するようにすると良いです。

リスク覚悟で積極的に大きく増やしたいという方は、その限りではありません。

目安としては、1,000億円以上あるものを選ぶと良いです。

【これが大事】年代別投資信託

年代別でも、投資信託は役立つ運用方法があります。

若い方なら「つみたて投資信託」を

毎月残った資金からつみたてに回すのでなく、毎月、まずはつみたてに回して、その余りの資金で生計費を充てます。

そうすることで、貯まる習慣が身に付きます。

そのうえで、上述のつみたて投資信託【分配金なしの投資信託(但し株式に投資する投資信託は除く)】をしていくと、36年後には、投資した金額の1.5倍から2倍くらいまで増える可能性が高まります。

中高年の方なら「分配金受取型」を

投資に回せる資金のうち、年金に備える資金を半分、日常の運用として半分、投資信託にそれぞれ区分けして運用すると良いです。

とりわけ、運用方法は、「分配金受取型」を推奨します。

なぜなら、より確実に増やせるからです。減らしたくないからです。

その代わり、上述の波形には、くれぐれも気を付けて投資信託を選ぶ必要があります。

つまり、「基準価額の折れ線グラフがほぼ横ばい」で「基準価額+分配金のグラフだけが上昇」しているものを選ぶことです。

【極意】基準価額が落ち切っているものを狙う

ここからは、応用編と言える部分ですので、慣れてきたら参考にしてください。

まずは、基準価額が落ちきっている投資信託です。具体的には、5,000円以下のものです。

但し、それは、グラフが「いまなお落ち続けている状態ではない」というのが大前提です。

つまり、リーマンショックなどの時代に一気に基準価額が下落して、いまでは、基準価額の折れ線グラフが横ばいにある状態のもので、且つ、「基準価額の折れ線グラフがほぼ横ばい」で「基準価額+分配金のグラフだけが上昇」している投資信託は狙い目です。

但し、その投資信託の「純資産額」が1,000億円は欲しいところです。

純資産額が相応に潤沢で、且つ、基準価額の下げ幅が限定的(基準価額が落ち切っている状態)で、且つ、波形の良い投資信託は最強と言えます。

日本国内もので「株式に投資している投資信託」は避ける

市場の動きに精通していない一般の方が投資信託をやるには向いていません。

なぜなら、伸び代は限定的で、一回、大きく落ち込むと、まず、戻って来ないからです

このことは、幾度も見てきましたし、格言になるくらいに、その傾向が強いからです。

もともと、日本の株式は、相対的に安定している代わりに、一度落ちてしまうと厄介なのです。

運用会社による、色んな「戦略的な日本株式投資信託」の勉強会を受けて来ましたが、3年という比較的に短期スパンで見ても、「終始、首尾よく運用できていた『日本株式に投資する投資信託』」というものはあまり見掛けませんでした。

【要記憶】必ず組み込んでおきたいアメリカ・中国関連投資信託

今の「先進国」で、生産労働人口を、数十年後でも減らさない国があります。

アメリカです。「国力=生産労働人口」と言われます。

「アメリカンドリーム」と言われるように、なんだかんだ言って、アメリカは心底、強い国です。

「アメリカンドリーム」に惹き付けられて、世界から優秀な人材も知恵も能力も、最新鋭技術も、そこに集まる仕組みが出来ています。

実体経済にしても、そこから派生する金融経済(資産経済)にしても規模が甚大です。

だからこそ、アメリカのサブプライムローンに起因したリーマンショックでも、弾けると世界に甚大な影響が及ぶのです。

長く、資産運用に携わってきて、実績に基づく「真理」を一つだけ述べなさいと言われれば、間違いなく、「なんだかんだ言ってアメリカは強い」です。

「放っておけば伸びていく国」です。

投資信託についても、戦争や天変地異(新型コロナも天変地異に入ります)がない限り、「アメリカ関連の投資信託は放っておけば伸びていく」というのが、実績に基づく実感です。

インドや、インドネシアも、数十年後、生産労働人口を伸ばしている国ではあり、そうした国々に関する投資信託も出てきていますが、顕著な成績を残してきていません。

アメリカは、底力と実力が、現時点において違いすぎるのです。

そこに肉薄して実力を付けてきているのが中国です。

中国は、まだ、「先進国」としての歴史も浅く、イデオロギー的にも世界から不安視されがちであるため、投資信託についても、紆余曲折した実績になりがちですが、乱高下を繰り返しながらも、長期的な視野に立てば右肩上がりになっていきます。

いま、投資信託を始める身であるならば、アメリカと中国に関連する投資信託は外しません。

*事実、両国に関する投資信託は保有しています。

【最後にこっそり教えます】株式に投資するなら

投資信託でなく資産運用に関する株式に関する情報です。中身の濃い情報があります。

あまり知られていませんが、「ソニー生命の変額個人保険」の中に「世界株式型」というファンド種類があります。

この世界株式は、かの、米国系投資銀行ゴールドマン・サックスが銘柄を厳選して日々組み替えています。

同社の敏腕アナリスト数名(7人だったか、とにかく選ばれし方々です)が投資対象の企業に出向き、インタビューなどして分析して、まさに新鮮な情報を元にして、この先、安定した業績を残すか、伸びるかどうかを判断してファンドに組み入れています。

聞くところでは、ソニー生命は、ゴールドマン・サックス社へのこの分析委託に対して年間数十億円を払っているとか。

このファンドに組み入れられた銘柄を購入すれば、すなわち、ゴールドマン・サックス社の精鋭アナリストが選んだ、高鮮度な情報を以て、論拠ある株式に投資できることになります。

但し、ファンドに組み入れられた銘柄はネットには公開されておらず、銘柄を随時、見るには、ソニー生命で個人変額年金を購入する必要があります。

  

運用がなぜ大切かについては、

「インフレ負けしないように、『世の中・世界の市況相場』と連動して動くものに、きちんと金融資産を乗っけておく」が答えなのですが、

もご参照ください。

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