インフレの影響についてです。
例えば年率2%のインフレが起きると、1年後には100万円の現金価値は約98万円になる。これはインフレが起きるとモノの値段が上昇し、同じ金額で買えるモノの数量が減ることになるため、現金の価値が減少したことになるからだ。
100万円 ÷ (1 + 0.02) = 約98万円
このインフレが10年間続くと、
100万円 ÷ (1 + 0.02) ÷ (1 + 0.02) ÷ (1 + 0.02) ÷ (1 + 0.02) ÷ (1 + 0.02) ÷ (1 + 0.02) ÷ (1 + 0.02) ÷ (1 + 0.02) ÷ (1 + 0.02) ÷ (1 + 0.02) = 約82万円
なんと約82万円まで目減りしてしまいます。
逆に、「現在の100万円の商品」が、 年率2%のインフレのもとで高騰し続けると....
「10年後には同じ商品でも、約122万円になる」と試算されます。
ということは、今、100万円持っていたとして、この100万円で、10年後、同じ商品や、同じサービスを受けるとなると、約82万円まで目減りしてしまった現金で、約122万円にハネ上がった支出になりますので、あ~ら、不思議。
足りないどころか、40万円足りません。
あくまで、10年間ずっとインフレ率2%で想定した場合ですけど.....。
ちなみに、過去のインフレ率は、
2010年 -0.72%
2011年 -0.27%
2012年 -0.06%
2013年 0.34%
2014年 2.76%
2015年 0.79%
2016年 -0.11%
2017年 0.47%
2018年 0.98%
2019年 0.99%(10月迄数値) だそうです。
インフレ率の程度の加減は、また、考えるとしまして、貨幣価値・商品値段が変わっていくとすると、自分の考えも柔軟に変えていく必要があると思います。
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