「貯まる人」と「貯まらない人」

お金

最初が肝心。

・就職したてから3年以内

・結婚当初

・子供が生まれた時期

この各々の時期に、費用として、将来に残す資金(=貯める資金)を取り除いておけるかどうかが、後々の晩年資金に響いてくる。

①収入ー貯める資金=生活費 (例)10−3=7

②収入ー生活費=貯める資金 (例)10−7=3

ということは、よく聞く言葉であるが、理解している人としていない人が存在する。

同じ数の組み合わせであっても、上の例で言うと、

①の3 > ②の3

となる。要は、”先に差し引いておかなければ、貯まるものも貯まらない” ことを意味する。

人間は、そうそう、自己管理が完璧な人も少ない。自分のことだけならまだしも、そこに、

配偶者・パートナー・家族が絡むと、愛情なども余って、少しだけなら、今月だけなら、今日だけなら、使っても…..みたいな甘えが生じる。

先に固定費なる生活費を差し引いて、残りの額で、将来への蓄えを と考えていても、多くの場合、3に満たない。その、「3に満たない」額を貯めていくことになる。

一方、3が先に引き出してあって、余った7でやりくりしなければならない状況を、安定して作り出しておくと、7でどうにかこうにか、間に合わそうと躍起になる。3は3のまま残り貯まっていく。

これがピンと来ない方は、余程、しっかり自己資金管理が出来る人か、

余程、ルーズな人のどっちかだ。

急な出費が発生した場合を考える。5必要となったとする。

①の3は、ほぼ確実に貯まっていっているので、2ターン分で賄い切れる。

②の3は、果たして、2残せたかどうか、1残せたかどうかも、都度、定かでなく、何ターンで賄えるかは、その時々の懐事情次第となる。

「アリとキリギリス」「ウサギとカメ」という、人間にとってありがたい寓話があるが、これからの少子高齢化社会の時代の中では、カメでもアリでも不十分で、「カメを見習うウサギ」や、「アリを範とするキリギリス」にならなければ、全国民が、等しく貧しくならざるを得なくなる。

昨年の大型台風「ハギビス」被害の際に、大型で強い台風19号「ハギビス」が日本を通過中、東京都台東区の避難所がホームレスの被災者2人の受け入れを拒否していたことが起きたが、そのとき、「権利を主張するなら義務は果たして」という意見も出た。

ホームレスの被災者を避難所が拒否、SNSでは賛否 台風19号「ハギビス」

二人に一人が老齢者となり、医療費が甚大にかかるようになる時代にも、我々が、人道的であることを続けるなら、アリはキリギリスを救わなくてはならず、カメはウサギを起こしてあげなくてはならない。

アリもキリギリスも、カメもウサギも、それぞれが備えが必要な時代がくる。

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