「日本に行きたい人応援団」を国レベルで。

人生・人世・人間関係

あの番組を観て、つくづく思うことは、その道に精通している外国人は、日本の人より
情熱的で、職人気質であるということ。

一言一言が、とっても情緒があって、すごく勉強をしていて、本当に好きなんだなぁと
観ていて感動するとともに感服します。

例えば、日本人が、外国の歴史や、日本で言う「いとをかし」みたいな外国語の「古文」を理解
するのに、どれくらいかかるでしょうか。

その国の国語にも、色々な変遷を経てきた「言葉の文化」があります。それは、文面に載っている
だけでなく、肌身に染みて、理解しているのです。

時代劇を見て、明らかに、今の言葉ではない言葉を使っていたとしても、日本人なら、意味が
分かりますし、言いたいこと、表したい表現、態度も、生まれて早くから、感じ取って、理解
してきているのです。

では、それを、欧米文化、他のアジア文化で、理解するのは非常に難しいことです。
例え、海外で生まれ育って来ても、日本で言う、安土桃山時代の背景や、戦国時代の感情、
江戸末期、明治維新などの雰囲気や、時代背景を理解するのは、並大抵のことではありません。

それなのに、あの番組で日本に招待される海外の方々は、なんというか、「にほんのこころ」
みたいなものを持って、しっかりと学んでいて、そして、しっかりと学んで帰ろうとする。

そんなところに、とても惹かれますし、自分の言動も、もっとしっかりしていかなきゃなと
昆布されます。

あれは、一番組の企画でしかありませんが、そんな「にほんのこころ」を大切に伝承しよう、
いや、伝承まで行かなくとも、学ぼうとしてくれる人材ならば、政府が手を入れて、育ててあげて
欲しいと思います。たとえ、それが未完成(途中で諦めること)に終わったりしても、きっと
良いようになると思うのです。

その人が、日本の話を子供や、孫にしてくれたり、なんらかの形で、残っていくと思うのです。

もし、日本に残って伝承してくれるのなら、それは、それで、一つの文化を無くさなくて済む
ことになりますし、日本にとっても、その外国の方にとっても、どんな形で終ろうとも、
最終的には、マイナスになることは限りなく少ないと思うのです。

アルプスの少女ハイジ、ムーミン、未来少年コナンなどの素晴らしい物語も、日本人の手によって
アニメ化され、世界に向けて、発信され、その素晴らしさを世界で共有することができたのです。
そのオリジナルの国々では、それを感謝し、また、その話が語り継がれることを栄誉に思うことに
なったのではないでしょうか。

日本も日本の文化、文芸を、進んで学んでくれる人に対しては、それが日本国民であるかないかに
関わらず、日本全体で守っていくべきだと思うのです。

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