最近よく見掛けるキーワードと、肌で感じる実感
・終身雇用制度の終焉
・ホッピング主流の趨勢
・早期退職制度の駆け込み
2年間強、勤務していたマレーシアでは、ホッピング(次々と転職していく)は当たり前で、勤務していく中で、力を付け、魅力を上げ、評価してくれる企業へと次々と渡り歩いていく。
これまでの日本は、ドラクエで例えるなら、A「時には勇者であり、時には戦士であり、時には僧侶であり、時には魔法使いであり、色んな業務をゼネラルにこなしながら、一つのパーティで、自らも、そこそこ力を付けて、最後の最後、今まで、戦ってきた同じメンツのパーティ仲間と一緒にラスボスを倒す」でした。
これからは、目まぐるしく変わっていきます。同じくドラクエで例えるなら、B「自分は僧侶なら、生涯、僧侶です。自ら、メリットを企業に訴えて、バリバリ使える強力な武器と防具を工面してもらい、それを身に付けて、自分も、武器・防具に相応しい中身になるべく磨き上げる。それどころでない。パーティ(会社)や、パーティ仲間(チームメンバー)が弱いと見るや、『こんなチームの中ぢゃ、他のパーティ行ったときに、埋もれてまう』と見限って、どんどん強いパーティに移籍して回る。『”裏切り者?” “会社への忠誠心?” そんなの関係ねぇ、はい、オッパッピーぢゃ』の世界。
当然にして、ラスボスなんて、倒しても、倒さなくても意味ないんだし。自分の実力向上、稼ぐ力こそが大事なんだし。なんだし、なんだし、A〇C。
倒すことになっても、途中から加わったパーティ仲間とね。あんまし、知らない人々。お互い深入りしないようにしてる。白魔法? (仲間を回復させたり、生き返らせたりする魔法)使う意味ある? そこ磨いてもねぇ。」の乾き切った社会です。
AとB、どっちが、これからの、目まぐるしく変遷していく社会に馴染むかです。
否応なしに、日本もBの社会になっていくと思います。
「お前には、愛社精神というものがないんかっ!」「俺を見ろ!こうやってこうやって実績を築き上げてきたんぢゃ!」は「ナウい」ぐらいの死語になるでしょう。
これからは、変化に気付ける人、変われる人、且つ、洞察力と、発信力、聴能力を身に付けている人、そして、動く人(行動を起こす人)が、イス獲り合戦で生き延びていくのでしょう。
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